アッパー系とダウナー系

麻薬はおおざっぱにアッパー系とダウナー系に大別される。覚醒剤のように興奮して、過剰行動に出るものがアッパー系、阿片に代表される、深い陶酔に沈溺するのがダウナー系だ。動作はのろく、感情は失われ--やたら感情的になって見境いなく行動する覚醒剤中毒=アッパー系とは対照的--、ただひたすら、現状維持--この場合、阿片吸飲の状態--を望む。

「快楽」には「アッパー系」と「ダウナー系」の2種類があります。アッパー系とは、セックス、ドラッグ、ランニングなど脳を刺激することで得られる快楽。ダウナー系とは、アッパー系にある脳内麻薬の分泌によるものではなく、脳を休めることによる快楽です。上の方々の「気持ちいいこと」は、癒し系の快楽といえます。知人の先生の解説によると「癒し系」の「快楽」とは、すなわち、脳が身体を支配していない状態にすることで感じる気持ちよさということだそうです。

ドラッグ用語の<アッパー系>とは、ハイテンションでどんどんスピード・アップしながら気持ちよくなっていくような感覚。