「ゲノムから進化を考える」シリーズ、松原謙一/中村桂子編、岩波書店
「生物の進化をお話としてではなく,科学的に語れる時代がやってきました.DNAを調べ,生物のからだづくりを見ていくと,生物がどのように多様化し複雑化してきたのかが見えてきます.このシリーズでは,新たな知見をもとに,大胆な仮説を交えながら,進化の仕組みや,脳や心の起源,人類の成り立ちを具体的に語ります.」
〈全5巻の構成〉 1 DNAからみた生物の爆発的進化 (宮田 隆) 2 かたちの進化の設計図 (倉谷 滋) 3 生物のからだはどう複雑化したか (団 まりな) 4 心を生んだ脳の38億年 (藤田 晢也) 5 ヒトはいかにして生まれたか (尾本 惠市)
【関連書籍】
- 『分子進化学への招待 DNAに秘められた生物の歴史』ブルーバックス、scientist:宮田 隆
- 『動物進化形態学』倉谷滋 著、東大出版会
「本書で扱うのは、脊椎動物の頭部を対象の中心に据えた、新しい形態学の考え方であり、これを通じてわれわれ自身を含む脊椎動物の進化的起源や進化パターンについて、さまざまな領域の研究をもとに考察を展開してゆく。これは必ずしも脊椎動物の起源を問う作業にとどまらない。むしろ、脊椎動物を主たる対象とおいて、発生パターンの変遷のなかに進化パターンを見いだそうという試みである。」 - 『生物の複雑さを読む』団まりあ著、平凡社
1999年度第13回人工知能学会全国大会(JSAI99)1999年6月15日
特別講演「生物現象の諸階層構造〜上位階層の新機能はどのようにして生じるのか」
団まりな(大阪市立大学) 6月17日(木) 13:00〜14:30 【概要】 - 『脳の履歴書 −幹細胞と私−』岩波書店、scientist:藤田晢也
- 書評:『類人猿にみる人間』 伊谷純一郎・尾本恵市・養老孟司【著】、中山書店、2003