情報検索におけるノイズの役割

from カフェ日誌

2004年04月22日
IBMGoogleなどが、情報検索におけるパーソナライズの研究を行っています。簡単に言えば、いろいろな情報を総合して、検索者の興味に沿った結果を返すと言う事ですね。
同じ「横浜」を入力しても、野球ファンであればベイスターズの情報を、サッカーファンにはFマリノスの情報を、グルメな人には中華街の情報を、と言った具合です。
このパーソナライズにおける正答率について、CNET Japanの渡辺氏のBLOGで、面白い記事を見つけました。(本題は別の場所にあるのですが・・・)

CNET Japan Blog - 情報化社会の航海図
サーチに限らずパーソナライズは実現すると面白いのは確かだが、使っていくうちに自分の趣味の物しか出なくなってしまう不便さがある。創造性がないのだ。我が儘な話になってしまうが、「これってもしかして好みなのでは?」というお勧めや、なるほどと思える意外な切り口に気付いたり、ふと目にしたところでピンと来る感覚から新しい発見があることが多い。自分で書いたプログラムのバグや文章の間違いは自分では気付かないように、何らか他者の目や偶然性を取り入れている方が面白い。

自分の意図と全く異なる検索結果が出てきた時には、ものすごく不愉快になります。けれども、凡そ、意図していた結果が得られて気分が良い時には、それとはちょっと異なる、全く別の結果が得られると、思わぬトリビアに嬉しくなったりするものです。