引間徹

若い頃から非道の限りを尽くしてきたが、10年ほど前に岡と出会い、演劇を始める。その後は、小説家に転身。4年前に書いた「19分25秒」で芥川賞の候補に。その次の作品も2年連続で同賞候補に。現在はアドバイザーとして、self studioに関わっている。それにしても恐い顔だな。千葉県出身。35歳。

キャッシュ
[853] 由里さん 投稿者:トリス 投稿日:2004/04/15(Thu) 19:12
アンドレ・ジイドをもじって「安鳥静人(あんどり・しずと)と名乗った友人がいます。もちろんペンネームですが。そいつと一緒に立ち上げた同人誌の同人に、引間徹(ひきま・てつ)とゆー人間がいます。彼は現在作家。昴新人賞受賞。ペンギンのぬいぐるみを主人公とした『ペン』とゆー作品を書いています。ぬいぐるみと言えば、やはりこの人。

Amazon.co.jp: 本: 天気の好い日は小説を書こう
レビュアー: シベリア鉄道 (プロフィールを見る)   埼玉県 Japan
作者は早稲田大学出身の芥川賞作家。芥川賞を獲得した『僕って何』、『高田馬場ラブソング』等、早稲田大学を舞台にした作品も多い作者が母校で「小説創作」の講義(1994年)をする。観念的で抽象的で暗い傾向のある三田文学(そこがいいのだが)とは対称的な「明るい」講義に驚く。その明るさの秘密はプロローグを見ればわかる。作者もいっている通り、明るい人間が小説の書き方の本を手にはとらないでしょう。元教え子の引間徹の表現をほめる箇所は爆笑もの。また、「絶世の美女は本なんか読まない、暗い人間が本を読む」という箇所は印象的。今の大学生が書く文章が「日本語」でないという所は必見。英語の受験勉強の弊害だそうです。この本の編集者は熱狂的な三田ファン。講義にももぐっていたそうです!。巻末の二人の対談はおもしろい。三田氏が非常勤講師のギャラの異常な安さを嘆くところには同情する。でも今は専任扱いの客員教授だそうです。