実名/顕名/匿名の得失

from philosophical(木下信san)
古くて新しい問題ではあるのですが、、、うーん、議論はかみ合わないだろうなぁ。
あとは、「名を見ず、文を見る」という立場もあるのでは?
木村剛さんは「様々なソースにあたって」いるみたいだけど、ときどき論理展開が外れてない? ツッコミいれようかと思ったけど、忙しかったのでうっちゃってしまっていた。
切込隊長BLOG 〜俺様キングダム「木村剛氏はいかがわしい」とも思われていることにも留意すべき のようにわざわざ言わなくても、木村氏の活動はビジネスと関わりがあるのは当然のような。それはさておき、率直に言えば、大人げないかな。木村氏の対応は。。。] 

実名/顕名/匿名の得失  2004.05.08

批判/中傷関連のテーマが書きかけのままですが、津村さんの記事を木村剛さんが紹介する形でネタふりされたのをきっかけに、元々書きたかった表題の整理をしてみようと思います。整理といっても思いつくまま特徴を書きつらねているだけですが_o_。そういう意味でほとんどの場合に様々なソースにあたって記事を書かれるお二方には感服します。


実名(捨てることのできないアイデンティティ)

  • リアルでの評価に直結する
  • リアルでの評価がネットにフィードバックする(集客力などの面で)
  • 会話相手に安心感を与える
  • 情報の出力に規制がかかってしまう
  • 意見の表明に自制がかかってしまう
  • 追い込まれると黙るか壊れる(キレる)傾向 → いずれにせよあとに響く(ほんとは謝ればいいだけだけど)
  • 様々なレッテル被害を受ける
  • 自分が実名であるが故、匿名者を特にレッテル視する傾向
  • 品性を過剰に問われる

顕名(いわゆる固定ハンドルと思ってください)

  • ネット上だけでの知名度で、自己顕示欲を満たすことができる
  • 大抵のことは言うことができる
  • 人格を詐称することができる
  • いざという時にリアルのアイデンティティに結びつけることができる
    • ネットのアイデンティティが評価されていたら、それをうまく結びつけることで特定のリアルの交渉ごとを有利にすることができる
    • ネットのアイデンティティそのものに対してオファーが来ることがある
  • いざという時に捨てることができる

    (そのネットでのアイデンティティが捨ててよいアイデンティティであれば)
  • 得体の知れない人というレッテル被害を受ける

匿名(その意見だけ)

  • 個人というアイデンティティが存在しない(個々の意見のみ)
  • 個人とみなされない傾向(「匿名集団」というレッテル)
  • 主張が軽視されることがある
  • 品性を無視しがち
  • 自作自演(ここでは多数意見に見せかける行為)
  • 真の人間性

とりあえずこんなもんで。書き足したり配置など調整するかもしれませんです(特に匿名の特徴は全然書き足りてないです_o_)。

ま、つまりは顕名というのは最もお得、言い替えれば卑怯な手段かもしれませんね^^;。どの手段にしても実際に得するかどうかは個人の資質次第なんですけどね。生産的なことを何もするつもりがない人にとっては匿名が最もお得でしょう。逆に言うと、実名でネット活動を行おうという場合は、大抵は自分が信じる生産的な何かをやろうとしています。確信犯(※)となる場合もありますが:p

※受け入れられるかどうかはわからないという意味ですね。