【特殊論法】論理学

矛盾する前提からは、どんな結論でも引き出すことができる。あるいは又自分勝手に誤まれる前提を作って、その前提の上に論を積み上げていく、詭弁論法がある。誤謬論〈虚偽論〉ともいう。誤った推論の誤りの性格を分類しつつ論じるもので、アリストテレス『詭弁論駁論』が西欧に知られるようになった12世紀後半以降、西欧の論理学体系のなかで位置を占めるようになり、さらに内容の拡充が行われて近代に至った(誤謬論の内容)。