『マネジメントの正体 組織マネジメントを成功させる63の「人の活かし方」』
スティーブン・P. ロビンズ, Stephen P. Robbins, 清川 幸美訳 ソフトバンク パブリッシング 2002.10
from http://papativa.jp/ の「マネジメントの正体」
本書は63の短い章で構成されている。さらに章は大きく10の領域に分類されている。
1.採用 2.モチベーション 3.リーダーシップ 4.コミュニケーション 5.チーム作り 6.衝突の処理 7.職務設計 8.業績評価 9.変化への対応 10.行動
(中略)
「ほとんどの場合、生産性の高い従業員が充実感を抱くのであり、その逆ではない」という言葉はCase13「部下が仕事に満足しない理由」に登場する。この考え方にははっとさせられた。
多くの企業が従業員の仕事に対する満足感を高めようと努力している。福利厚生やフレックスやらと働き安い環境、魅力的な環境を提供しようと務めている。しかし、満足度を高めても生産性が向上するという相関性はない。
「生産性が高まるから満足するのであって、その逆ではないらしい」というのが真実のようだ。生産性が高ければ褒められる機会が増え、給与レベルも上がり、仕事に対する充実感も抱ける。これが満足度につながるのだ。