日経の「キャラ単」記事

今頃、日経新聞(2004/5/29)の「キャラ単」記事を読む。「キャラ単」とは、「美少女、美少年キャラクターのイラストをふんだんに盛り込み、物語風に読む進む単語集」とのこと。以下の2冊が代表的。

萌える英単語 もえたん』(三才ブックス
恋する英単語(恋単)』(三修社

記事によれば、三才ブックスでは続刊を予定していて、三修社も、別の外国語で同様の単語集を検討中だそうだ。
うーん。キャラ単より『村上春樹単語集(むらたん)』が欲しいかも。『ヒーロー単』とかいろいろできそうな気もする。

三才ブックスに寄せられた読者ハガキには
「笑えてためになった。ありがとう」という内容が多い。

はは。。。

受験雑誌「蛍雪時代」の加藤栄政ゼネラルマネジャー(53)は
「参考書は口コミで売れる。夏以降、もえたんなどがどのぐらい
売れるか注目している」と真剣な表情だ。

「と真剣な表情だ」の部分、もしかしてこの記事を書いた記者は、「こんなものに真剣になるなよぉ」って思っている? 記事の最後は、次のようになっていた。

受験参考書とおたく文化。日本ならではの融合だが、
今後こうした参考書が主流になるのだろうか。

どうやら、この記者はおたく文化があまり好きではないようだ。しかし、こういう署名記事ではない、単なる観測記事に「私はこういうのは嫌いだ」というのをほのめかすような書き方をするのはプロフェッショナルではないと思う(署名記事ならそういう風に書いてもいいと思う)。