アスピリン、噛むべからず。

from 知の冒険 @ Windfall

アスピリンは噛んじゃだめ 2004年07月16日
アスピリンは頭痛薬として日本でもよく使われる薬の1つだろうが、血栓予防としても長期に服用されることが多い薬剤である。アスピリンを噛んで飲むなんてあまり考えたことなかった。でも、アスピリンが溶けるのを待ちきれないために歯で噛み砕いてしまう人もいるようだ。アスピリンを長期間歯で噛み砕いて服薬するのは止めた方がよいかもしれない。

Maryland歯科大学(ボルチモア)の研究者らが報告したケースレポートによると長期間アスピリンを噛んで服薬した患者の歯が溶け出したというのだ。1例は52歳女性で10年間にわたって歯の治療を拒んでいた症例だ。頭痛軽減を目的にアスピリンを毎日4〜8錠飲むようになり、1〜2年後に歯科医が見たところ歯の表面全体がとても普通とは思えないほど腐食していたそうだ。もう1例は42歳男性で2〜3年間にわたり毎日7錠飲んでいた。彼はいつも右の歯でアスピリンを噛み砕いており、左の歯を使うことはなかったと言っている。彼の右の歯もまた異常な腐食を受けていたという。

http://www.sukkirin.com/contents/01_5.htm
によれば、市販の鎮痛剤でアスピリンが入っているのは 「バファリンA」「エキセドリンA」だけでした。
http://kibi.hosen.okayama-c.ed.jp/kagaku/digest/images/111a_6.jpg