「現代思想」2004年7月号:特集「分析哲学」

from The Divergence to an intruder - Books

テーマが広すぎるだろうと思っていた「分析哲学」という特集タイトルは、逆に現代の分析哲学の広さを示しているのかもしれない。ちょっと感動的なI先生のエッセイや、至って明解なK先生の論文、分析哲学の流れの裏を探るK先生の論文など。マクダウェルの翻訳は私にはずいぶんと参考になった。ライトのいいアイデアがあるわけでもない論文は、なぜこれが訳されたのか疑問(その経緯はちょっと聞いたが)。このテーマなら原文の同じ雑誌のベナセラフの論文の方がずっといいのだが。

I先生は 飯田 隆 氏? K先生は当てはまる人が数名。うーん、「分析哲学の流れの裏を探るK先生」が 加地大介 氏だとすると、「至って明解なK先生の論文」は 金子洋之 氏だろうか?
【関連リンク】id:editech:20040630#p3