往来堂書店の笈入店長、語る。

from 人間は編集する動物である 2004年6月14日月曜の日記

経営の柱は、(1)顧客のニーズをつかむ、(2)売れ筋を確保する、(3)アイデア重視の棚づくり、の三つ。
新しいタイプの書店がふえているが、まず店主の個性ありきでは客を選んでしまうと思う。店主は一番目の客にすぎない。(1)(2) をおさえた上で (3) がある。

なるほど。店主は最初の客なのは確か。とすると、編集者は最初の読者ということになる。

雑誌・コミックの売上げに占める割合があわせて40%、「企画棚」の売上げは額でいえば15〜20%程度。単価の高い本が売れて助かっている。

売場面積20坪、雑誌・コミック率が50%以下で、そこそこの売上げなら非常に優秀なのでは。同じ本を仕入れていても、書店員さんのスキルによっては売上げはかなり変わると思う。ABCなんかは、売上げ増につながらない棚作りだったような(デザイン・サブカル系は強いが、全体としては並*1。そのためかどうかわからないが、空いていた気がする。少なくともルミネ店は)。結果論ですが。
あとは、地元密着型書店の話はむつかしいだろうな、と。通常、小さい書店はどうしても雑誌・コミック率が50%を超えてしまう。アイデアを重視する余地がない。そんな気がする。

*1:並以下と言う人もいるが。。