『科学の最前線で研究者は何を見ているのか』瀬名秀明 編著、日本経済新聞社

1680円(税込)、四六 上製、384ページ ISBN:4532164680瀬名秀明が第一線研究者たちにきく“科学の最前線は、今、何をしているのか”。「人間はロボットの神になるのか?」「脳の中にはもともと文法を構築する仕組みがある」など刺激的な話題が満載。『日経サイエンス』2002年11月号から2004年4月号まで掲載された対談の単行本化。雑誌掲載時に紙面の都合で泣く泣く割愛した部分も復活掲載。図版も必要に応じて新たに加え、ボリュームを増しています。http://www.nikkei-bookdirect.com/mm.php?vol=126&id=12

■目次
まえがき
第1部 ヒトが来た道、向かう道
 第1回 人類のはるかな足跡  馬場悠男(国立科学博物館 人類研究部長)
 第2回 人間はいくつまで生きられるのか  白澤卓二(東京都老人総合研究所研究室長)
 第3回 類人猿のゲノムで探る人間らしさの起源  斎藤成也(国立遺伝学研究所教授)
 第4回 環境がつくった文明と科学  安田喜憲国際日本文化研究センター教授)

第2部 私たちの心に潜む謎
 第5回 ロボットが人間を超える日  浅田稔(大阪大学大学院工学研究科教授)
 第6回 赤ちゃんはどうして言葉を覚えるのか  酒井邦嘉東京大学助教授)
 第7回 人はなぜ「あんなこと」を信じてしまうのか  菊池聡信州大学助教授)
 第8回 心はどのようにして生まれるのか  茂木健一郎ソニーコンピュータサイエンス研究所)
 第9回 工学で探る知能とは何か  中島秀之(公立はこだて未来大学学長)

第3部 ミクロのパワーが世界を変える
 第10回 微生物に組み込まれたナノマシン  難波啓一(大阪大学大学院生命機能研究科教授)
 第11回 パンデミックは必ずやってくる  河岡義裕(東京大学医科学研究所教授)
 第12回 量子が実現するテレポーテーション  古澤明(東京大学大学院工学系研究科助教授)
 第13回 机の上で実現する化学プラント  関実(大阪府立大学大学院工学系研究科教授)

第4部 時間と空間を超える旅
 第14回 ブラックホールを“影絵”で見る  福江純大阪教育大学教授)
 第15回 石が伝える地球と生命の物語  平朝彦(海洋科学技術センター)
 第16回 日本を闊歩した恐竜たち  真鍋真国立科学博物館主任研究官)
 第17回 未来を設計する巨大コンピューター  佐藤哲也地球シミュレータセンター長)
 第18回 宇宙に残された96%の謎
       佐藤勝彦東京大学理学系研究科教授・ビックバン宇宙国際研究センター長)