思春期という煉獄

アンテナ内で複数見かけたので「はやり言葉なんだろか…」と思ったら、ここが起源の模様。
【煉獄】[れんごく]purgatorium ラテン語
カトリックの教義で、小罪を犯した死者の魂がその浄(きよ)めを受けるために赴く場所。パラダイス、地獄、幼児の辺獄、父祖たちの辺獄などと並ぶ五つのなかの一つ。死後の浄化の信仰は、プラトン、ベルギリウスなどにも言及され、早くから知られていたが、アウグスティヌスほかの教父を通じ、しだいに教義ならびに典礼(死者のための祈りやミサ)として定着をみるに至った。ルターやカルバンらはこれを退けたが、彼らの主張に対抗してトレント公会議(1545〜63)で最終的に教義化がなされた。ダンテの『神曲』はその芸術的描写として有名である。[出典:日本大百科全書