ナレッジマネジメントとウェブログ

from ナレッジマネジメントとウェブログ [はじめてのウェブログ [weblog for beginners]]
via 中小企業診断士/ITコーディネータ 春日一秀のブログ

(1)S:共同化……暗黙知暗黙知 ■ 自分の実体験、他の人のウェブログやニュース記事を読むこと、掲示板での肩肘張らないやりとり、メールやメーリングリストによる意見の交換などによって暗黙知を広げていきます。これはまとまった形では表現されていない状態であり、「創出場」の自由な空間に当てはまると思います。
(2)E:表出化……暗黙知形式知 ■ 自分の頭の中でまとまったことを、一つのウェブログ記事としてまとめ、発表します。そして、新たなアイデアを作り出すことになります。「対話場」では、誰もが臆せず主張できる権限を持っている必要がありますが、ウェブログは、誰でも遠慮なく記事を公開できます。
(3)C:連結化……形式知形式知 ■ ここがウェブログの本領発揮です。数多くのウェブログ記事の中から、関連する記事がトラックバックやコメントによって結びつけられていきます。また、ブログマップや「反応リンク集」などによって話題となっているキーワードがピックアップされます。そこから触発されて、また新たなウェブログ記事が作られていきます。こうして、様々な意見がまとめられていきます。
(4)I:内面化……形式知暗黙知 ■ 連結されたウェブログ記事の数々を読むことによって、自分なりの解釈や納得が生まれ、定着します。この「実践場」で知識をいかに「自分のもの」とするかは、それぞれの人の思索と実践にかかっているといえます。

ブログ「壇」の人がブログを考察すると上記のようになる。
「談」71号(特集:匿名性と野蛮)の斎藤環×北田暁大対談(および対談で引用されている文献)と比較すると面白いかもしれない。

【関連リンク】
企業のBlog利用6分類(CNETブログ[渡辺聡・情報化社会の航海図])
http://blog.japan.cnet.com/watanabe/archives/001512.html