アトキンズ・ダイエット

from On Off and Beyond[渡辺千賀]テクノロジーベンチャーシリコンバレーの暮らし
http://www.chikawatanabe.com/blog/2004/08/post_7.html

アメリカでは、Atkins Dietが大流行である。「炭水化物を取らなければ、どれだけ食べてもやせるし、しかも健康になる」という脅威のダイエット。左の写真のように、「低炭水化物」を謳うワインまででる始末。(ちなみに、糖分・アルコールはバリバリの炭水化物です。)
何が脅威かといって、気持ち悪い。朝ごはんに、卵三つのオムレツに山盛りベーコンとか食べたりする人もいる。炭水化物さえ取らなければ良いので、それ以外はたらふく食べるからだ。

そ、それは。ダイエットとかそういう問題ではなく、別の病気になりそうだ。と、思ったら、渡辺さんも補足していた。

なお、Atkins Dietでは、LDL(いわゆる悪玉コレステロール)が減るが、HDL(善玉コレステロール)も減る。いちおう、「大事なのはHDLとLDLの比率だから、両方減ればOK」というのが心臓病学会の見解のようだ。
さらに、そもそも多くのアメリカ人はソフトドリンク(この国においては、ほとんどソーダ)の飲みすぎ。最近の調査では、こちらの記事にあるとおり、国民平均で摂取カロリーの7%をソフトドリンクから取っているという驚くべきデータに加え、一日1本以上ソフトドリンクを飲むと、2型糖尿病になる確率が80%増す、というおどろおどろしい事実も発覚した。Atkinsで、国民が甘いソフトドリンクを飲むのをやめれば、肥満病による医療費増が国家経済を揺るがすと恐れられているアメリカはハッピーであろう。
しかし、しかしですよ。人間はコレステロールを下げるために生きるにあらず。たとえコレステロール値が改善したとしても、炭水化物を取らないと他に影響が出るのではなかろうか。たとえば、糖分をたくさん必要とする器官で真っ先に思いつくのは脳。Atkins Dietを続けるとバカになったりするんではないか、と人事ながら心配であります。

バカしかアトキンズ・ダイエットをやらないから (ry