生成文法

ピンカーなどを読んでいると、生成文法(=変形文法)的用語がときどき出てくるので軽めのものを読んでおこうかと。どっちがいいのかわからないが、、、安いほうでいいかな。

第1章 生成文法の言語観と研究方法
第2章 生成文法統語論(1) 規則の体系としての文法
第3章 生成文法統語論(2) 原理とパラメータのアプローチ
第4章 生成文法と日本語研究
第5章 生成文法と言語獲得研究
第6章 生成文法と統語解析
●文献案内/参考文献
  • 英語学モノグラフシリーズ 第2巻『生成文法の考え方』北川善久、上山あゆみ著、研究社、A5判 並製 250頁/定価2,940円(本体2,800円+税)ISBN:4327257028 2004年10月20日刊行 ■ チョムスキーというひとりの天才に引っ張られて発展してきた生成文法の半世紀にわたる変遷を、現在の視点から見つめ直し、何がどういう理由でどのように変わってきてたかを、なるべく具体的な例をまじえて検討する。生成文法が少なくとも表面的には急激なスピードで著しい変化を遂げてきている中で、その根底に一貫して流れる考え方にも焦点をあてた。
1. 生成文法における「文法とは」
 1.1. ことばに関する直観/1.2. 人間の言語習得/1.3. 私たちはどのようにして言語の知識を獲得したのか/
 1.4. メカニズムとしての文法/1.5. 人間の成長過程としての言語習得
2. 「文」の生成の仕組み
 2.1. 「文」とは/2.2. 文のパターン:トップダウン方式/2.3. 句構造規則の限界/
 2.4. 句構造規則からの脱却:ボトムアップ方式/2.5. まとめ
3. 音と意味の分離 − PF表示とLF表示
 3.1. PF表示とLF表示/3.2. 名詞に関する音と意味の分離/3.3. 文の派生における音と意味の分離/
 3.4. 深層構造=「意味」の時代/3.5. 表層構造も「意味」に関与する/
 3.6. 音に関する表示と意味に関する表示の分離/3.7. 音と意味の完全分離/3.8. 縦の関係と横の関係
4.主語とは
 4.1. 「文法上の主語」と「意味上の主語/4.2. 句構造から見た主語/
 4.3. 「意味上の主語」と「文法上の主語」の新たな位置づけ/4.4. 基底生成された主語と派生された主語/
 4.5. まとめ − 生成文法における主語の概念の変遷/4.6. なぜ移動するのか
5. 生成文法の説明の対象と目標
 5.1. 生成文法の説明の対象/5.2. 容認可能性に影響する様々な要因/5.3. 生成文法の研究方法/5.4. エピローグ