ロボットから何を学ぶのか - ATR 脳情報研究所 川人光男 - 『知能の謎』

ちょうど以下のMIT's Technology Reviewの記事とブルーバックスの新刊『知能の謎―認知発達ロボティクスの挑戦』が目に入り、もしかして関係あるのかな、と。

What We Can Learn from Robots
http://www.technologyreview.com/articles/05/01/issue/huang0105.asp?p=0
Mitsuo Kawato, the director of the ATR Computational Neuroscience Laboratories in Kyoto, loves robots not because they are cool, but because he believes they can teach him how the human brain works.
−Gregory T. Huang

ブルーバックス『知能の謎―認知発達ロボティクスの挑戦』けいはんな社会的知能発生学研究会【編】ISBN:4062574616

人間のような知能を持ったロボットを通して「知能」の探究がこれから始まる。周囲の環境と関わり、学習・発達しながら人間のような知能を持ったロボット、それが「認知発達ロボティクス」である。「人間らしさとはなにか」という究極の問題に挑む。知能・ロボット研究者が見つめている先に何があるのか、最先端のロボット研究を通して垣間見る。

■目次
序論―見えない「賢さ」をロボットで探る
0 子ども部屋の扉を開けて外へ―世界の認識
1 意味を取り出すためのハード―身体
2 学習する身体―脳
3 世界との関わりの中で揺らぐ自己の境界―カオス
4 環境との相互作用の第一歩―感性
5 人の心を探るロボット―心理
6 知能を持つロボット―知能
7 社会に参加するロボット―社会 

【関連リンク】
ATR 株式会社 国際電気通信基礎技術研究所 http://www.atr.co.jp/index_j.html
ATR 脳情報研究所 http://www.cns.atr.jp/topJ.html
●計算脳(川人光男&カーネギーメロン大学 Christopher Atkeson) http://www.jst.go.jp/icorp/jpn/computational/cbp.html