日経ビズテック「技術経営の定義」
●ビジネスイノベーター | 谷島の眼 ・読者に答える・「技術経営の定義」
日経ビズテックはMOTの構成要素を次の5点と考えています。 (1)プロダクトストラテジー(アイデア、企画、商品コンセプト、ブランド) (2)ビジネスデザイン(ビジネスモデル、提携、企業組織) (3)テクノロジーマネジメント(技術予測、技術評価、研究開発部門改革、技術者育成、産官学連携) (4)IPストラテジー(知的財産戦略) (5)プロジェクトマネジメント(リスクマネジメント含む)
を読者のコメント*1を受け、以下のように訂正するとのこと。
日経ビズテックはイノベーションのための雑誌であり、 (1)プロダクトストラテジー(商品戦略) (2)ビジネスデザイン(事業戦略) (3)テクノロジーマネジメント(技術戦略) (4)IPストラテジー(知的財産戦略) (5)プロジェクトマネジメント を取り上げます。
*1:読者の意見
MOTの構成要素にあるテクノロジーマネジメントはMOTと言葉的には同じものではないのでしょうか? MOT=テクノロジーのマネジメントであり、「の」を取ると「テクノロジーマネジメント」=「技術経営」となります。ということは、同義反復なのではないでしょうか?
呼び名は「MOT」でも「技術経営」でも「テクノロジーマネジメント」でも何でもよいのですが、「技術分野」は結局のところ、総体としての「経営(=マネジメント)」の下位に位置づけられ、なおかつ経営者によっては「必須」の習得分野だと思います。
ITシステムと関連させて言えば、「企業のITシステム」をつかさどるのは「経営」であり「企業システムの手足となるもの(=サブシステム、プログラムなど)」をつかさどるのが「経営」の下位に位置する「技術経営(MOTと言ってもいいですが、略語にするほどのことはないと思います)」であると思います。