ケータイを文化的に研究すると

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0503/08/news010.html

 ドコモ本社内に設置されたバーチャルな研究組織、「モバイル社会研究所http://www.moba-ken.jp/】」。そのシンポジウムでは、携帯電話と社会との関わりについて行われた学術的な研究成果が発表された。
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 水越氏のいうリテラシーとは、約束事を学ぶ活動、また約束事を作っていく活動を指すようだ。
 研究を通して分かったのは、人と携帯電話のかかわり方として、身体であるとか、場の問題が存在するということ。テレビであればお茶の間で家族そろって見るなどと、メディアと関わる場が決まっていたが、携帯電話は常に身近にあるため、その瞬間ごとに関わり方も違ってくる。
 発表の中で具体的な研究手法として紹介されたのが、典型的な携帯の利用風景を演じてみること。電車の中、会社の中などで携帯がどのように使われているかを、演技として実践してみるものだ。ビデオで紹介されたのはヘルシンキと東京の事例であったが、確かにこの2つの例だけでもケータイの使われ方に文化的な違いを発見できる。
http://image.itmedia.co.jp/mobile/articles/0503/08/ed12.jpg
左より、大学院生の伊藤昌亮氏【編集長】、林田真心子氏、水越氏、鳥海希世子氏、IMA-Norwayのアスケ・ダム氏(ゲスト)