『文化の場所 ポストコロニアリズムの位相』
バーバは、ポストコロニアル御三家の一人(残り二人はサイードとスピヴァク)。
『文化の場所 ポストコロニアリズムの位相』(叢書・ウニベルシタス778)ホミ・K.バーバ/著 本橋哲也/正木恒夫/外岡尚美/阪元留美/訳、法政大学出版局、200502
ISBN:4588007785
●新聞、雑誌掲載
日本経済新聞2005年04月03日掲載(大橋洋一) 朝日新聞2005年04月10日掲載(巽孝之)
●目次
文化の場所 理論へのこだわり アイデンティティを問う―フランツ・ファノンとポストコロニアルの特権 他者の問題―ステレオタイプ・差別・植民地主義言説 擬態と人間について―植民地言説のアンビヴァレンス ずらされた礼節/こずるい市民たち まじないになった記号 アンビヴァレンスと権威について―一八一七年五月、デリー郊外の木陰にて 古層の表現―文化的差異と植民地的無意味 国民の散種―時間、語り、近代国民国家の周縁 ポストコロニアルとポストモダン―行為媒体の問題 パンのみにて―一九世紀中葉における暴力の記号 新しさはいかに世界に登場するか―ポストモダン空間、ポストコロニアルな時間、文化翻訳の試練 結論―「人種」、時間、近代の書き直し