ターゲット顧客の理解:コンシューマー・インサイト

from 効く広告活動のヒント−目標による広告マネジメント 第16号
効く広告活動のヒント-15 ターゲット顧客の理解2:セグメンテーション
http://blog.mag2.com/m/log/0000115622

1 今日の事例: 「バカの壁」から

2003年を代表する大ベストセラー『バカの壁』の冒頭に、大学生に「妊娠・出産」のビデオを見せたときの反応が書いてあります。

女子学生は「このビデオは、大変役に立った」という意見が多かったのに対し、男子学生は「つまらない。保健体育で習ったことだ」と答えたという。

女子学生にとっては、妊娠・出産は将来直面するであろう大事件であり、そのビデオを関心を持って見る。しかし、男子学生には自分のことでなく、最初から心に壁を作って内容を理解しようとしない。

☆ 人間は、自分に関係のある(relevant)、興味のある情報には注目し吸収しようとしますが、関係のない情報は、無視してすぐに忘れます。この例では、「妊娠・出産」のビデオに女子学生は興味を持ち、内容を理解しようと努めましたが、男子は無視しました。

☆ 広告活動を展開するときは、見込み客・ターゲットがどんな人たちで、どんなことに関心・興味をもっているかをまず確認することです。


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