『花を売らない花売り娘の物語ーハイタッチ・マーケティング論』
花を売らない花売り娘の物語 High-Touch Contact with Customers (ペーパーバックス)
- 作者: 権八成樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: 単行本
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from デキる女は週に3冊のビジネス書を読み飛ばす<VOL.96>
権八 成樹 著 「ハイタッチ・マーケティング論 花を売らない花売り娘の物語」 → http://tinyurl.com/8evsl ビジネスとは、マーケティングとは、こういうものだ。 と、教えてくれるこの本。 その中から、タイトルにもなっている象徴的な話。 お花やさんに行くのに、あなたは花がほしいから行きますか? ホントはちがうんじゃないですか? ホントの目的は、何でしょう? 花屋さんがどんな対応をしてくれると、私たちはうれしいでしょうか。 ***< 147〜148ページ >**************************************************** 肝心なのは、“なぜ花を買いに来たのか”を知ることです。 抱いている願望wishや夢dreamは何なのか、抱えている悩みtroubleや 課題challengeはどんなものなのか、まずは顧客の想いを理解することが大切です。 接客とは実はコンサルテーション。 お客の願望・夢・課題・悩みを知ること、そして、 それの実現策・解決策を一緒に考えてあげること、それが接客です。 *************************************************************************
▼もしかすると、顧客は「解決策」を求めているのではなく、「花を買いに行く」ことを望んでいるのかもしれない。つまり、ショッピングそのものが目的となっている。また、「お客の願望・夢・課題・悩みを知り」「解決策を一緒に考えてあげる」というのは「カウンセリング&コンサルテーション」である。そういうコミュニケーションそのものを目的とする顧客もいるかもしれないし、鬱陶しいと思う顧客もいるかもしれない。顧客との関係というものは、そう単純に言えるものではないと思う。