要求モデリングのポイント

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要求モデリングのポイント(2004/12/10追加)
 要求モデリング (概念モデリング)を行う際に、どんな点に気をつけたらいいかのメモ。

  1. コンテキストを理解する。(システムに名前をつける)
  2. システムのアクターを知る (システムを使う人を聞いていく)
  3. どんな機能が必要かを聞き出し、大まかにグルーピング(例:顧客管理、在庫管理、会計)
  4. 他機能と関係が多くなりそうな部分からモデリングをはじめる。
  5. 顧客からの情報 + 他のシステム(amazonとか)で使われている機能の情報などをあわせて、モデリングしていく
モデリングの視点を一つに決めることが重要。例えば、機能として「顧客管理」と「在庫管理」があった場合、主システムが「在庫管理」であれば、「在庫の注文」より「在庫の受注」として、在庫管理システムからの視点で記述する。

モデル化対象のシステムが、モデルに現れたらおかしくないか疑うべし。自社システムを開発している場合、モデル中に「自社」というエンティティが出てきたら、おかしい。

履歴を管理したい場合は、「期間」を限定子としてモデリングする。また、同一の時間軸でモデリングすること。ばらばらの時間軸で登場するモデルが存在すると、混乱する。

与えられたインスタンスを基に概念(型)を発見したり発明したりするのがモデリングだ。