柳瀬先生の『ウェブ進化論』評

http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html

私は、(広い意味での)IT関係ブログに関しては、橋本大也さんの「情報学」(http://www.ringolab.com/note/daiya/)を毎日読んでいましたが、この本を読んでからはそれに加えて、この本の著者である梅田望夫さんの"My Life Between Silicon Valley and Japan"(http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/)を読むようになりました。
ネット社会の現状(Web 2.0)とその方向を手早く知るためのいい本かと思います。
「ネット公開=情報の無料化」がこれから減るのか、それとも増えて質的な変化を起こすのか。いずれにせよネットを抜きにして現代の知的生活は語れないでしょう。

しごく穏当な意見でありますね。わたしもそう思います。

面白いのは『ウェブ進化論』を「面白い」と言う人と、「つまらない」と言う人がいることで、これはどういうことなんだろう。
それよりも気になるのは、『ウェブ進化論』が「消費されてしまっている」点。旬を過ぎても読み継がれるのか、それとも『バカの壁』と同じ運命なのか。いずれにせよ、梅田さんは来年『超ウェブ進化論*1を出さなければならない。そう思う。


ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)


*1:『破壊的ウェブ進化論』もいいが、それはきっとやりすぎだろう。