『社会的選択と厚生経済学ハンドブック』

Kenneth J.Arrow・Amartya K.Sen・Kotaro Suzumura編、鈴村興太郎・須賀晃一・中村慎助・廣川みどり 監訳、丸善、2006年6月 予価税込 19,950円《税別19,000円》・A5 800頁 ■ 厚生経済学は、経済面からみた福祉水準の決定機構を研究対象とする経済学の一分野として確立されている。本書は社会的選択と厚生経済を体系的にまとめたもの。原書の編者のアマルティア・センノーベル経済学賞受賞者。

社会的選択と厚生経済学ハンドブック (HANDBOOKS IN ECONOMICS)

社会的選択と厚生経済学ハンドブック (HANDBOOKS IN ECONOMICS)

【目次】
序論

PartI アローの不可能性定理
 1章 アロー型の不可能性定理
 2章 アロー型投票スキームの諸類型
 3章 社会選択ルールの定義域の限定

PartII 投票のスキームとメカニズム
 4章 投票手続き
 5章 遂行理論
 6章 費用と余剰の公理的分析

PartIII 社会選択ルールの構造
 7章 集団的意思決定の順位付けルール
 8章 委員会投票についてのゲーム論的分析
 9章 社会的選択としての代議制民主主義

PartIV 厚生、正義、貧困
 10章 社会厚生汎関数と個人比較可能性
 11章 功利主義と正義の理論
 12章 不平等、貧困、厚生