『感覚の幽(くら)い風景』(鷲田清一)

「じぶんが感じていることについてきめこまかに語りたいとだれもがおもう。
 けれども、言葉はいつもちぐはぐ。いつも外れ」(本書より)


『感覚の幽(くら)い風景』鷲田清一 著、紀伊国屋書店、2006/07 211ページ、本体1700円 ■ 捉えたとおもえば零れ落ち、言い当てたとおもえば逃れ去る、そんな身体の記憶を手繰り寄せ、人間の感覚の襞へと分け入り、感触の肌理を写し取る――文章家・鷲田清一の魅力を存分に堪能できる、珠玉のエッセイ集。 

感覚の幽い風景

感覚の幽い風景


special thanks (ochawan-neko) : kimukana