「MySpace − SNSのローカライズに意味はあるか?」

内田隆平さんがオルタナティブブログに引っ越していたのを今頃気づきました。最新エントリーの視点がいいです。
たしかに「SNSを構築する時間を買った」わけでしょう。そのほかに、別会社*1が運営する「Yahoo! Days」では事業展開(特にケータイとの)がやりにくいというのもあるでしょうね。

MySpaceSNSローカライズに意味はあるか?
(日本のITは世界を制す!? プロダクトマネジメントイノベーション 2006年11月 7日)
http://blogs.itmedia.co.jp/ruchida/2006/11/myspace_sns_7ad9.html

そこで疑問点が一つ。

同じMySpaceというSNSプラットフォーム上に各国の会員がいることに何の意味があるか、ということです。バイリンガルトリリンガル、あるいは、勉強を兼ねてあちらの国の人と知り合いになるぞ!という意気込みの人を除き、異なる国の会員が交流することがあるでしょうか? MySpaceには1億人以上の会員が登録しているそうですが、これから新たに会員になる日本人はこの1億人とグループを作ったりフォーラムで語ったりするでしょうか?

既存会員とシナジーが効かないのであれば、諸外国でMySpaceが流行っているからと言って、わざわざ日本にMySpaceを持ってくる必要もないだろうと思います。

となれば、わざわざMySpaceを持ってきた理由は何でしょうか。SNSを構築する時間を買った、あるいは、グローバル企業の広告配信ビジネスに目をつけた、というところでしょうか。


*1:多少は資本関係がありますが