『風の男 白洲次郎』『プリンシプルのない日本』
数年前にはやったときは読まなかったけれど、何かの本で言及されていて(書名失念)読んでみた。
面白い。一本筋が通った発言の数々は爽快である。こういう人は今の世にはいないなぁ。
白洲は「二院制の必要性がわからない。一院制でいいではないか。そもそも議員が多すぎる」(大意)というのだけれど、議員が多すぎるのは確かだろう。二院制がいいのか悪いのかはちょっとわからない。特に『プリンシプルのない日本』には、国民のための政治をしろ、といろいろ手厳しい発言が多数掲載されてます。どちらかの本に吉田茂元首相の番記者が安倍晋太郎(毎日新聞)であったとあり、結構有名な話らしいのですが初耳でありました。
そういえば、安倍政権のブレーンだった袖川芳之氏(電通)の論文「美しい日本の創造を目指して」(1996、第2回読売論壇新人賞佳作賞受賞)の内容ってどんなのだろうなぁ。ここからあの「美しい国、日本」というネーミングが出てきたような気がするんですが(文春新書では『美しい国へ』)。
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