今日の親子喧嘩

いやはや文壇(というものが存在するとして)というところは。
from 波打ちぎわ日記 http://d.hatena.ne.jp/littoral/

先夜、ぶらりと立ち寄った新宿のとあるバーで、奇妙な光景に遭遇した。なにやら、50過ぎの中肉中背の男がわめいている。止まり木から耳を傾けていると、どうやら弟子筋にあたる若手批評家に、文句があるらしい。

さらに聞いていると、松浦理英子の『犬身』をめぐる評価が割れていて、師匠風の男は、これをイマイチ評価していないようだ。ところが、弟子の批評家は、これを大評価。かたわらにいた「小説T」の編集者に、すでに書き始めた50枚ほどの『犬身』論を見せ、よければ12月に出る号に掲載とのこと。それを聞きつけた師匠が、それなら自分に、弟子の批評に対する反論を書かせろ、とうるさいこと。しかも、弟子の批評を読む前から、反論とは。