ヤマモト・リポート vol.1 twitterの価値構造 (2010年4月1日)

このダイアグラムはなかなか整理されてますね。


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http://www.naotoyamamoto.jp/yamamoto-report/archives/2010/04/01/Yreport_100401.pdf

特に注目したいのは、やはり z の軸である。ここには自分が発信することに対しての承認欲求的な側面も包含されてくる。
その結果、twitter を通して形成される社会は、人によって千差万別になり、個人は“自分だけのスコープ”によって社会とつながっていくようになると思われる。
このような流れは、「公と私」「内と外」「オンとオフ」などの意識を希薄化させることで新たな「個の確立」の意識醸成を促すことになっていくだろう。

※ 当然この 3 つ以外の価値軸は存在すると思われるが今回は仮説提示としてこの3つで考察をする

これは、既存の価値観に依拠することで成立してきた組織にとっては脅威でもある。
「会社はこういうものだ」と新入社員に教えても、よその状況はすぐに「ダダ漏れ」状態になる。
「世の中はこうなっている」と説くマスメディアの説得力は、さまざまな人の発信の前では虚像でしかない。

そしてこの山本直人さんが新刊を出したそうです。是非読んでみたい。

『世代論のワナ』 新潮新書
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http://www.shinchosha.co.jp/book/610451/  http://j.mp/zTgV1J