D. ボリンジャー「英語における形容詞の限定用法と叙述用法」、Kindle化なる
アイディ連載ブログ全12回タイトル一覧
■『英文解釈教室』の講義を終えて/英文法ゼミ
柴田耕太郎主宰「英文教室」オフィシャルブログ
文=川月現大(編集者)
●AIと翻訳の等価性 2016年3月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=1169
●理想の類語辞典 2016年2月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=1088
●『基礎日本語辞典』補完計画 2016年1月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=962
●環世界的文法観 2015年12月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=901
●「は」は取り立て助詞なのか? 2015年11月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=847
●現在分詞の形容詞用法なんてカンタン?──動詞百類 その3 2015年10月 http://www.wayaku.jp/blog/?p=790
●「テイル」七変化──動詞百類 その2 2015年9月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=758
●動詞百類 その1 2015年8月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=670
●「鑑みる」は自動詞か他動詞か?:動詞の自他判定 2015年7月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=612
●「タ」は過去形ではない。 2015年6月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=559
●ジュリエット・W・カーペンター「文学翻訳にまつわる難問」 2015年5月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=519
●JTFスタイルガイドセミナー「プロが教える日本語文章の校正・リライトのテクニック」を受講して 2015年4月
http://www.wayaku.jp/blog/?p=443
近刊:尾上圭介『文法と意味 II』くろしお出版
2003年6月刊行予定でしたが、12年の時を経てようやく刊行されるとのこと。
東京言語研究所 春季講座に登壇した尾上圭介先生の「日本語意味論」のハンドアウトに「近刊」と記載されてました。
新しい「タ」の発見
「婉曲化による配慮のタ」というのもあるのですね。ふむふむ。
バイト先で、客に「ありがとうございました」と挨拶したら、店長にこっぴどく叱られた、という類いの話をよく聞く。タを使ってしまうと、その時限りで、過去の関係となり、縁が切れてしまうから「ありがとうございます」と言え、ということのようである。
いえ、このタは、過去ではなく婉曲化による配慮の表現です、などと授業で教わったとおりに、真っ向から反論して、居心地を悪くしてしまうような学生はいない(まあ、いたらいたで、かなり鬱陶しいだろうけれどネ)。不承不承、言い直しているらしい。
タ=過去という思い込みが、語用論レベルにまで影響を与えているのである。
はんざわかんいち(2015)ことばのことばかり13 ありがタめいわく、日本語学 2015年4月号: 45
『行動生物学辞典』東京化学同人
これは通読したい。
『行動生物学辞典』上田恵介・岡ノ谷一夫・菊水健史・坂上貴之・辻 和希・友永雅己・中島定彦・長谷川寿一・松島俊也編、東京化学同人
▼―動物行動学・心理学から神経行動学・獣医学まで,関連領域を広くカバーする初の本格的辞典
http://amzn.to/1aAkQvU
▼長谷川寿一氏曰く、「行動生物学からは,ミクロ(分子生物学)にもマクロ(地球生態系)にも,過去(進化)にも未来(予測)にも,たとえば昆虫にもヒトにも,生物学にも心理学にも入れます.諸学の交差点,行動生物学へようこそ」
▼刊行の趣旨から:行動生物学という分野名は,ずっと昔からあるようで,実はごく最近になってはっきり姿を現してきた概念です.日本学術会議が新しい体制になって,行動生物学分科会がつくられました.そこには行動生態学,進化心理学,ニューロエソロジー,動物心理学,応用行動学など,どこかで互いに接点をもちながらも,独自の研究分野を築き,活動してきたメンバーが集まりました.そのメンバーの有志の間で,動物の行動から人の心まで,分子から生態までを生物学の言葉で統一的にとらえることが必要との話が出ました.その方法の一つとして,行動生物学を1冊で学べるような,隣接する領域すべてのプラットホームになるような,これまでにない辞典を企画しました.
(総見出し語数4500/欧文索引・生物名索引・人名索引完備/イラスト多数/付録:さまざまな動物の脳神経系図譜,行動生物学歴史年表,関連動画一覧)
内容見本は、版元サイトをご参照。
●行動生物学辞典 - 株式会社東京化学同人
http://www.tkd-pbl.com/book/b146232.html
【近刊】日本語文法辞典 2013-09版
予定よりかなり遅れているようですが、そろそろお目見えのようです。まだ各社からアナウンスがないので、来年刊行ぐらいでしょうか。
- 『日本語文法事典』日本語文法学会 編、大修館書店、2013年刊行予定 ※以前は2010年に刊行予定だった…
- 『日本語学大事典』佐藤武義・前田富祺 編、朝倉書店,2013年刊行予定 ※以前は2007年12月に刊行予定だった…
- 『日本語学大辞典』日本語学会 編、東京堂出版、2013年刊行予定
【Update】2014-02-01 時点でのステータスは以下のとおり。
- 『日本語文法事典』日本語文法学会 編、大修館書店、2014年刊行予定
- 『日本語学大事典』佐藤武義・前田富祺 編、朝倉書店,2014年刊行予定
- 『日本語学大辞典』日本語学会 編、東京堂出版、2014年刊行予定
【Update】2014-04-22
- 日本語文法学会の『日本語文法事典』は、3月末校了、連休明け刊行が予定されていたが、遅れている模様。
- 日本語学会の『日本語学大辞典』は、まだ編集中らしい。
【Update】2014-05-10 まず日本語文法学会のものから刊行。
- 『日本語文法事典』仁田義雄・尾上圭介 ほか編 A5 738頁 8000円 6月下旬 978-4-469-24586-8
【Update】2014-07-07 さらに遅れてましたが、ようやく刊行されました。
出版企画そのものは2002年頃に出ていたようなので、苦節13年を経て登場ですね。
7月3日、月刊『言語』のメールマガジン、第85号(2014.7.3)も配信され、大々的に告知。
ほかの大事典は今年出ることはないだろうなぁ…。
- 『日本語文法事典』日本語文法学会 編、仁田義雄・尾上圭介・ 影山太郎・鈴木泰・村木新次郎・杉本武 編集、大修館書店 A5 762頁 本体 8000円 7月3日か4日に配本 978-4-469-24586-8
【Update】2015-05-12 残るは日本語学会の『日本語学大辞典』ですが、寄稿者の一人から、まだゲラは送られてきていないという情報があり、今年の刊行は絶望的と思われます。東京堂出版にも告知なし。(同辞典は、国語学会『国語学大辞典』1980年の後継となる。)
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【新刊・刊行開始】『日本語文法事典』日本語文法学会 編、大修館書店▼日本語文法研究の成果を結集。重要事項514項目を50音順に配列し、第一線の研究者たちが解説。http://amzn.to/1kxuBf5 頁見本および項目一覧はこちら>http://bit.ly/1ozM1wV
【Update】2014-10-10 朝倉書店の事典は『日本語学大事典』から「学」が取れて『日本語大事典』となったようです。さらに2分冊に。