2006-06-03から1日間の記事一覧

書き出し大全 その3 池田謙一「コミュニケーション形態の変化と世論の重層性を考える」

池田謙一「コミュニケーション形態の変化と世論の重層性を考える」(月刊「UP」2006年6月号 東京大学出版会) 小泉政権の五年あまりの年月は、世の中の動くさまを見たという実感を多くの人々にもたらしたようである。「小泉劇場」や「ポピュリズム」という形…

書き出し大全 その2 沼上 幹『失われた10年』のブラインド・スポット

沼上 幹(ぬまかみ つよし)「『失われた10年』のブラインド・スポット ――『リーディングス日本の企業システム第II期 第3巻 戦略とイノベーション』を編集して」(月刊「書斎の窓」2006年6月号 有斐閣) 1990年代の日本の経営戦略論研究を振り返るという作業…

書き出し大全 その1 東浩紀『ウェブ進化論』のさきにあるもの

東浩紀「『ウェブ進化論』のさきにあるもの」(月刊「ちくま」2006年6月号) 編集部からの依頼は、『ウェブ進化論』(梅田望夫著)はなぜ売れたのか、というテーマだった。しかし、筆者がそんな問いに答えられるとは思えない。そこでここでは、ちょっと異な…

今日の一言。

村上春樹はカフカではなくてカントだと思う。