2006-06-11から1日間の記事一覧

『愛欲の精神史』(山折哲雄)

山折哲雄 著、小学館 2001/06 590ページ ● インド・日本の仏教を中心とする宗教・思想を研究し続けてきた著者の内部につねにあったのは、「愛欲」というテーマだった。ガンディーの「非暴力」の思想の背後にある「性ののり超え」という性的実験や、空海と最…

『性愛の日本中世』ちくま学芸文庫

田中貴子 著、筑摩書房 2004/11 ● 女性として僧侶の愛を受ける稚児たち、美女とされる京女、出産がもとで死亡し幽霊になる女、男の欲望をむけられて鬼神と化す羅刹女―、それら虚実の群像の背後には、日本人のセックス/ジェンダー意識の古層が隠されている。…

『古典がもっと好きになる』岩波ジュニア新書

田中貴子 著、岩波書店 2004/06 ● 学校で習う古文に興味がもてなくても、実は古典はおもしろい!オカルトあり、恋愛ありのわくわくの宝庫から、おなじみの作品をわかりやすい現代語訳で紹介。自称「古文おちこぼれ」だった国文学者が、奥深くて不思議な古典の…

『芸術都市の創造』

今道友信(実践女子大学教授、東京大学名誉教授)著、PHP 2006年6月7日 本体1500円 ○内容:今なお、芸術と文学が息づく街・京都とフィレンツェ。『源氏物語』と『神曲』から、東西の人間性の違いを観察し、文化の意義を問う。 http://www.php.co.jp/bookstor…