【特設】中山教授「重大決意」問題] 火遊びの代償

なるほど、そういうことだったのか。
http://blog.melma.com/00089025/20040319025933

毎日新聞の中山先生インタビュー(知財制度改革論議への疑問 −中山信弘 東京大学教授)は非常に反響が大きいようで、既に事務局サイドはこのインタビューを「円滑な計画遂行を乱す行為」として問題視しているらしい、とも伝えられている。...
で、当の推進計画は5月の総会までに事務局が改訂案をまとめて提示し、7月初めに改訂される訳だが昨年と同様に中山先生には日経の飛ばし記事が載るまで案を回さないつもりなのか、はたまた案をまとめるまでに中山先生を本部から追放するつもりなのかはわからない。しかし、このインタビュー記事が原因で中山先生が本部から追放なんてことになったらば学界の大多数は間違い無く本部に、と言うより荒井氏率いる事務局に叛旗を翻すだろう。最悪の場合は、本部自体の(道路公団民営化推進委員会どころではない)空中分解も有り得るかも知れない。
そもそも、どうして「知財立国」を掲げて誕生した知的財産戦略本部がこんな惨状になってしまったのかと言うと、それは中山先生が首相に対して激しい事務局糾弾を行った際の次の発言に集約されているだろう。...
「今日はちょっと違うことですけれども、事務局の在り方について、余りにも独善的であるので、ちょっと異議を申し述べたいと思います。
私は本部員として、専門調査会でメンバーである必要はないのですが、オブザーバーとして意見を述べたいと申し上げておりましたけれども、一切拒否されております。その理由は官邸の意向であるということでございます。私、まさか総理の意向であるとは考えていないんですけれども、いずれにいたしましても、事務局にはまともに議論をしようという真摯な態度がどうも私には感じられません。
したがって、この報告書には私の意見は反映されておりません。こういうことでは、私は本部員を続けている意義はないと考えております」