国語学《科》の憂鬱

なぜ、国語学の研究室を目の敵にするかといえば、端的に卑怯だからだ。ここの専門分野は、近年進学者が少ない。従って規模も小さい。なのに、なぜか教官の人数は増える一方だ。それも、他の研究室の教官を追い出して、自分のところの教官を増やすというやり方なのだ。正式な事情は知らないし、おそらく契約の問題だから、法的に問題は一切ない。そんなことは分かっていても、こういう話は正直イヤーな気分になる。大体、現在も学生の数は少ないし、今後も学生が増えそうもない国語学専攻に教官を増やしてどうするのだと言いたい。が、そういう不満を学生は言えない。言っても誰も聞いてくれないし、何かが変わることはない。学生はなぜそうなったのか経過を知らない。大学というのは、このように不明瞭な部分が多すぎる。やっぱりおかしい。