最近の少しひねくれた将棋の流行

第22回朝日オープン将棋選手権 観戦記 準決勝第2局【第2譜】(27〜42手)
先▲羽生善治 名人 △郷田真隆 九段
http://www.asahi.com/shougi/open22/semifinal02/02.html
「解説の島朗八段は、「調子自体は悪くないと思う。ただ、最近の少しひねくれた将棋の流行が郷田将棋のしっとりとしたよさを出にくくしている面がある」と言う。少しひねくれた将棋とは、横歩取り8五飛戦法や1手損角換わり、それに相懸かりの引き飛車棒銀など、いわゆる本格的な将棋とは一線を画す乱戦系の将棋のことだ。戦法の流行は時代とともに変わる。それに伴い、本格派とか、王道といった言葉の定義すら変わることがある。郷田のようにこだわりを持つ棋士には、今は抵抗を感じる時代なのかもしれない。」