新山祐介の2004年4月17日の日記

Apr 17 [Sat]
さいきん、うっかりしたことで、また日本人のかく日記 (あるいはブログロ) を読んでしまったのだが、そのとき何がこんなにウンザリするのかわかったような気がする。
それは「知識人コンプレックス」とでもいうようなものだ。あるいは欧米コンプレックスでもいいけどさ。どうもねー、日本人のかくブログロはかならずそういう傾向なんですよ、ほとんどどれも (目立つやつは)。一体なんなんだろうこれは? その強調のされぐあいはアメ人のそれよりはるかにひどい。これがブログロがブログロたる、そのうさん臭い原因だろうな。日本はたしかにそういうコンプレックスが生まれやすい社会だと思うので、それがブログロにも表れるのはちっとも不思議でない。つうかそもそもコンプレックスを持つのを美徳とすら思ってんじゃないか、と。幸か不幸か、新山は知識人コンプレックスはだいぶ前に失われていた (大学に入って、教授とか見てるとまあだいたいそうなるよね)。ついでに、NY に来て欧米コンプレックスもなくなり、むしろ国粋主義的にすらなってしまった (これはいいすぎだけど、だいたい国粋主義というのはそれ自体がコンプレックスの塊である)。だいたいアメリカニも文化的にはかなり欧米 (というよりむしろ欧州) コンプレックスだしさ…。ムカつくことはまだ沢山あるが、それでも純粋に技術的なことやセンスの問題だけでムカつくことができるようになったのはいいことかもしれない。

しかしある意味こりゃ最悪でもあるな。