北田氏の「理論」と「手際の良さ」

from スネオヘアワックス　id:hidex7777:20040509
北田氏の手際の良さにはまいった。が、実は「北田理論」にはちょっと言いたいことがあるけど、っていうことかなぁ。まだ、著者割引本が読めていないのでなんともコメントできないけど。

ついでに、先日の講演会の感想等も含めて書いておこうと思います。
ぼくはローティなんて一生読まないだろうな、つまんねーもん、と思っていたのですが、北田さんのローティ論はこれはもう抜群に面白いわけです（『反＝理論のアクチュアリティー』所収）。ローティを徹底して形式化し、その形式を駆動する超越的命題を発見し、ローティをローティにぶつけてみる、という理論的技術が見事だし、先日の講演会もそういう意味で非常に面白かった。北田さんはぼくにとってはいまだつかみどころがない人だけど、やっぱりこれはすごい人なんだな、と認識しているのですね。

【関連リンク】北田暁大 『アメリカ的プラグマティズム：リベラリズムと＜帝国＞』　報告者　chiki
http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/text/kitada.htm