中川翔子

from mnsnの日記 2004-05-05 描けすぎるアイドル、中川翔子

そこでの狙いは分かりやすい。おそらく彼ら〔いつもここから〕の存在を世に知らしめることとなったネタ「悲しいとき〜」「悲しいとき〜」のオチを、アイドル五人それぞれに描かせ、その(かわいい)素人っぷりをツッコんだ後、「それでは」と満を持して、プロの手本を披露するという趣向である。案の定、伝えたいことと絵のギャップをことごとく指摘され、かわいくごまかすアイドルたち。しょうがねえなあと笑ういつもここから。予想通りの展開だ。そんな昼休みのひとときのような、ほんわかした空気を一変させてしまったのが中川翔子だ。できれば(キーワードをクリックして)彼女のルックス(写真)を見てから、絵(http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Spotlight/2422/illust/01.html)にアクセスしてほしい。他の四人とは比べるべくもない表現力とインパクト。これは笑いと恐怖が表裏一体となった楳図かずお作品の本質にも迫るものではないだろうか。スタジオに戦慄が走り、どよめきと爆笑が広がるなか、すっかり喰われてしまったと感じたのか、本家本元の二人が手本を見せるのをためらっていたのが印象的だ。