「ロッキング・オン」再読。「観念の書き手」

from Lエルトセヴン72004年05月28日 の日記より

どうでもいい話だが、ちょいとした事情でもって、90年代頭の「ロッキング・オン」を読み返していたのだけれど、いやあ、この頃の「ロッキング・オン」はおもしろいねえ。その原動力は、市川哲史、岩見吉朗、増井修田中宗一郎といった「観念の書き手」(いま勝手に名付けた)が揃っていることにあると思われる。というか、この頃は、じっさいに音楽雑誌全般が、内容的に、充実していた感じがする。ただ、そのなかでも「ロッキング・オン」のカラーは、かんぜんに現在「サブカル」と言われる仕様に近しい。