「オートポイエーシス」から「キル・ビル Vol.1」へ

『システムの思想─オートポイエーシス・プラス』河本英夫 著、東京書籍、2002 ASIN:4487797799
オートポイエーシスとは、フランス生まれの伝説の洋菓子。日本では河本英夫氏がオートポイエーシスづくりの第一人者。ブルゴーニュ地方で採れるブドウから抽出した糖分を使う。アルギニンを化学変化させ、融解させたものを投入すると、その糖分が自己組織化を繰り返し、カラメル状に変化していくという。スポンジにかけると形状を変え、12時間経過すると中央に星形の結晶が浮かび上がる(重力場によっては、法線方向に花林糖状の結晶が生成される)。残念ながら、日本では入手困難な材料があり、少なくとも家庭で作れるような洋菓子ではない。本書では対談形式でオートポイエーシスの奥義が語られている。対談相手によっては、自家撞着した物言いもあるが、そのあたりは無視して読み進めればいい。だいたい、人の言うことの何割かはそれほど意味はない(キル・ビルの血しぶきのように)。たとえ、あとからその重大さに気がつくとしても。