今日の「社会学」有斐閣編

どうすれば社会学的な発想や見方が身につくか,論文やレポートを社会学らしく〉書くには──気鋭の著者が学生たちの切実で基本的な問いに応えるため,長年にわたる講義や研究実践の中で築きあげた社会学の「方法」や「作法」を系統的かつ丁寧に説いた待望のテキスト。
社会学の専門的な学習をはじめようとしている学生にとって重要な関心の一つは,どうすればこれから書こうとしている論文やレポートが社会学らしく〉なるかということである。そういう質問を受けるたびごとに,何か適当なガイドブックが必要だと,いささか責任らしき感覚もあわせて残念に思ったものである。(本書「はしがき」から)

社会学らしく〉ってどういうことでしょう……。

目次
第1章 社会学の方法的な自覚
第2章 「社会的な現実」とは何をさすのか
第3章 社会事象を「分析」することの重要性
第4章 「理論」とは何を意味するか
第5章 社会科学における「説明」の論理
第6章 社会学における「モデル」の組み立て
第7章 データで裏づける経験的な手続き
第8章 「通常科学」としての社会学
終 章 社会学の現代的な課題