京大人気講義シリーズ『図説・現代哲学で考える<心・コンピュータ・脳>』宮原 勇著

丸善 税込1,890円(税別1,800円)・四六判 162頁 ISBN:4621074695 2004年9月発行

  • 好評の前著「図説・現代哲学で考える<表現・テキスト・解釈>」同様、京大での講義「哲学基礎論」を再現。人間の意識や心はコンピュータ・サイエンスによって解明できるかという問題を主題として取り扱う。
  • 続巻、『図説・現代哲学で考える<認識・カテゴリー・時間>』『図説・現代哲学で考える<言語・コミュニケーション・対話>』
  • 宮原勇の「哲学の部屋」 http://cgi.biwa.ne.jp/~isamu-m/
第1章 心や意識を消去すること
第2章 心の科学とことば
第3章 心と脳は同一だろうか
3-1.  心-身問題に関する様々な見解
3-2. <心-脳>同一説バージョンI (物理主義+行動主義)
3-3. <心-脳>同一説バージョンII (物理主義[唯物論]+反・行動主義)
3-4. 同一性をどう考えるか (タイプ同一説とトークン同一説)
3-5. 同一説への反論
第4章 考えてみよう「カブトムシの箱」
第5章 「三世界論」と相互作用説
5-1. ポッパー
5-2. エックルズ
第6章 因果的必然性と人間の自由
第7章 進化論と認識能力の発生
第8章 チンパンジーやオウムは人間とどこが違うのか
第9章 心はコンピュータによってシミュレーションされるだろうか
第10章 機能主義とは何か
第11章 解釈主義 -「志向的スタンス」の戦略/デネット
第12章 「中国語の部屋」の議論 -「強いAI」への挑戦/サール
第13章 「ハード・プロブレム」に取り組め -チャルマーズ
第14章 「クオリアの三法則」-クオリアは何のために/ラマチャンドラン
あとがき
参考文献

【近著関連本】