茂木健一郎 クオリア日記 2004年10月4日

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『脳と仮想』の書評を養老孟司さんが書いて下さって 師というものはありがたいものである。少なくとも、養老孟司さんだけは、判ってくれる。そのことが、どんなに励みになることだろう。『脳と仮想』を、私は脳科学の本として書いたつもりはない。何の本か、と言われても、そんなことは判らない。あんな本ができあがっただけである。それを、世間はこれは脳科学なのか、それとも文学なのか、という文脈に当てはめようとする。そうすれば安心するのだろう。しかし、養老さんも書いてくださったように、そんなもんは本当の学問ではない。