インタビュー、インタビュー、インタビュー
via 成城トランスカレッジ! ─人文系NEWS & COLUMN──戯言@はてな─ 2005年3月13日〜20日
◆「鵜飼哲インタビュー:抵抗の第一歩は立ち止まること」:デリダ研究者、サイード、「抵抗」、生きにくいニッポン
◆「内田樹インタビュー:驚くけれど、驚かない生き方を身につけよう」:フェミニズム批判&自分人生語り
◆「インターネット時代の性の倫理とその未来」上野千鶴子インタビュー。近刊『結婚帝国 女の岐れ道』
……… そのほかに派生して見つけたもの ………
◆「茂木 健一郎インタビュー:言葉にできない感じを大事に抱え続ける」:クオリアの話以外が面白かった。
──比べて「自分探し」は、自分が変わらないものとして考えている? 「変わらない私」と考えてはダメで、関係性に合わせて変わっていいんです。養老孟司さんも言ってま すが、昔は幼名と元服後の名前が違って、だから人間は変わるのが常識だったのに、今はずっと同じ名前 だから、自分は変わらないままの自分でいると思っている。 でも、考えてみれば、小学生と高校、大人になってからの自分は、記憶ではつながっているけれど、ど ういうことを考え、何を大切にしていたかを思えば、ちょっと他人としか思えないくらい変わっています よね。
若い頃は、落ち込んでいるとそれがずっと一生続くと思いがちだけど、気分は変わるし、自分を外側か ら見たら違うこともあって、そういう認識は大事な力になります。 役に立たないと言われる文学もそういうものですね。人が文学をなぜ読むかと言えば、生きる力を身に 付けている。文学的な知恵を身に付けていたらリストラされても死なないですよ。 あらゆる知恵の中で一番身に付けにくいのは、何が起こるかわからない、自分の思い通りにならない人 生の中で生き延びていく知恵。本当の知恵はいい文学作品として伝わるものだと思います。
◆「池田清彦インタビュー:生きるってのは、身の丈を知ることだ」と池田さんは身も蓋もないことを言う。
──では、個性や欲望に依らず生きるには、どういった能力が必要なんでしょう。 身も蓋もないけど、人間の能力は生まれつきが一番デカイよね。まあ、言えるとしたら、何にしても基 礎技術がいるってことだ。それさえあれば何とかなる。 世の中はどんどん職人技を追いやっているけれど、パソコンなんていくらやっても自分だけができるわ けじゃない。キーボード叩くのは、そりゃ技術かもしれないけど、昔の宮大工なんかに比べたら、身に付 いた技術と言えない。 いまはそういうふうに技術そのものがバーチャルになっているから、いざというときにモノをつくれな い。やっぱり、そういう身に付いた、自分にしかできない技術を持つのが生きる上で貴重になってくると 思うよ。
◆「みうらじゅんインタビュー:「平均」には意味がない、一番をめざせ」:インタビューしょっぱなから天狗話ですか…。
──好きなことをのばすに越したことはないですものね。 それには誰かとつきあったらいい。女だったら変な奴とつきあったほうが絶対いいね。まともで平均な 男とはつきあわないで、ちょっとおかしいのとつきあえば、おかしい趣味をもっているから絶対いい。授 業料払わないでいろんなこと教えてくれるはず。 マニュアル雑誌を読んでいる人とつきあったって、テストで平均点とっているような人だからつまらな い。
……… あとは、鏡リュウジ が意外に丸い顔なのに衝撃を受けました。 ………