月刊「言語」2005年12月号予告

11月13日発売

[2005年12月号]

★★【特集】日本人と日本語★★
        ――日本語を支える論理と感性

 英語に比べると主語が省略される傾向があるなど,日本人が培ってきた文化
や論理が日本語に反映することはよく知られている。これまでもさまざまな観
点からこうした日本語の特質は研究されてきたが,今号では,日本語を支える
論理と感性がどのようなものであり,それが言語という形にどう表れているの
かについて,最近明らかにされた知見を中心に探ってゆく。

【内容予定】
・凹型文化と日本語(芳賀綏)
・日本社会と敬語観(滝浦真人)
・日本の猫は副詞で鳴く(飯島英一)
・日本人らしさの語彙(瀬戸賢一)
・日本語の主語を捉えなおす(山口明穂)
・最近のデータに見る日本人の言語行動(荻野綱男)
・日本語の論理,論理的な日本語(野矢茂樹)
・「思考する日本語」への進化(加賀野井秀一