『花を売らない花売り娘の物語ーハイタッチ・マーケティング論』

花を売らない花売り娘の物語 High-Touch Contact with Customers (ペーパーバックス)

花を売らない花売り娘の物語 High-Touch Contact with Customers (ペーパーバックス)

from デキる女は週に3冊のビジネス書を読み飛ばす<VOL.96>

権八 成樹 著
「ハイタッチ・マーケティング論 花を売らない花売り娘の物語」
     →  http://tinyurl.com/8evsl


ビジネスとは、マーケティングとは、こういうものだ。
と、教えてくれるこの本。
その中から、タイトルにもなっている象徴的な話。

お花やさんに行くのに、あなたは花がほしいから行きますか?
ホントはちがうんじゃないですか?
ホントの目的は、何でしょう?
花屋さんがどんな対応をしてくれると、私たちはうれしいでしょうか。


  ***< 147〜148ページ >**************************************************** 

  肝心なのは、“なぜ花を買いに来たのか”を知ることです。
  抱いている願望wishや夢dreamは何なのか、抱えている悩みtroubleや
  課題challengeはどんなものなのか、まずは顧客の想いを理解することが大切です。
  接客とは実はコンサルテーション。
  お客の願望・夢・課題・悩みを知ること、そして、
  それの実現策・解決策を一緒に考えてあげること、それが接客です。

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▼もしかすると、顧客は「解決策」を求めているのではなく、「花を買いに行く」ことを望んでいるのかもしれない。つまり、ショッピングそのものが目的となっている。また、「お客の願望・夢・課題・悩みを知り」「解決策を一緒に考えてあげる」というのは「カウンセリング&コンサルテーション」である。そういうコミュニケーションそのものを目的とする顧客もいるかもしれないし、鬱陶しいと思う顧客もいるかもしれない。顧客との関係というものは、そう単純に言えるものではないと思う。