落ちこぼれ経済学部生のための本棚
中澤信彦さん(関西大学)による経済学読書案内
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nakazawa/bookshelf.htm
うーん、新書はどうなんでしょう。新書だと説明不足な箇所が多くて、かえってストレスがたまるような…。小野善康『景気と経済政策』はオススメだけど、結構高度だと思う。
鹿島茂『デパートを発明した夫婦』は知らなかった。今度読んでみたい。
(追記)新書はどうなんでしょう、と書きながらあれですが、以下の本はオススメしたいです。
大竹文雄(2005)『経済的思考のセンス』中公新書
岩田 真一郎さん(富山大学)による経済学入門 参考図書
経済に親しむための「基本の基本」書として 1. 細野真宏『経済のニュースがよくわかる本:日本経済編』小学館 2. 今静行『経済学通になる本』オーエス出版社 3. 長瀬勝彦『うさぎにもわかる経済学』PHP文庫 経済学的に信頼できるという意味でしっかりとした議論を展開している「基本の基本」書としては、 4. 野口旭『間違いだらけの経済論』ごま書房 5. 小室直樹『日本人のための経済原論』東洋経済新報社 6. 小塩隆士『高校生のための経済学入門』ちくま新書 7. 野口旭『ゼロからわかる経済の基本』講談社現代新書 8. 荏開津典生『明快ミクロ経済学』日本評論社 9. 荏開津典生『明快マクロ経済学』日本評論社 皆さんにとってもっとも興味深いテーマであるはずの平成不況については、 10. 佐和隆光『平成不況の政治経済学』中公新書 11. 伊藤元重『市場主義』日経ビジネス人文庫 12. 小野善康『景気と経済政策』岩波新書 経営学から経済学にアプローチしたいなら、 13. 沼上幹『組織戦略の考え方−企業経営の健全性のために−』ちくま新書 14. 高橋伸夫『できる社員は「やり過ごす」』日経ビジネス人文庫 を読むのがよいでしょう。「目からウロコ」の数々の事実を知ることができるだけでなく、 公共財の理論、ゲームの理論の基本も身につきます。 マルクス経済学については、 15. 木原武一『ぼくたちのマルクス』ちくまプリマーブックス 第三世界の貧困に興味がある人には、 16. 川北稔『砂糖の世界史』岩波ジュニア新書 消費者心理に興味がある人には、 17. 鹿島茂『デパートを発明した夫婦』講談社現代新書 ゼミでの討論をもっと充実したものにしたければ、 18. 遥洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』ちくま文庫 その他 19. 高橋信『マンガでわかる統計学』オーム社 20. 阿部謹也『自分のなかに歴史をよむ』ちくまプリマーブックス