『マイコン少年 さわやか漂流記』
DOS/V SPECIAL(July 2003)より
海外のアングラ電脳ネタで有名なクーロン黒沢氏の自叙伝。スポーツにも恋愛にも無縁で、ゲーセンに入り浸っていた孤独な少年時代。PC-6001mkII、東芝のMSX機「パソピアIQ」、アミーガ1000といった初期パソコンとの出会い、大量のクソゲー、異常なショップや病的なマニア群像…。あまりにも陰鬱とした魂の彷徨期だ。しかし読後にはなんとも言えない重い感動が襲ってくる。実は日本のPC文化を支えたのは、紛れもなく彼らのような孤独な青年達だったのだ。350ページにおよぶ読み応え抜群の一冊。
- 作者: クーロン黒沢
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (13件) を見る