今日の南方熊楠。

『縛られた巨人―南方熊楠の生涯』(新潮文庫)は、「愉快なことに」という言い回しが多いのが気になる。もうちょっと文章が上手だといいんだけどなぁ。巻末に作者と北杜夫の対談あり、これは読んでおいたほうがよい。
南方熊楠―地球志向の比較学』(講談社学術文庫 528)は、必読棚に入れておきたい。
追記)『南方熊楠─梟のごとく黙坐しおる』は、『縛られた巨人―南方熊楠の生涯』で話をつくりすぎている点や検証不足な点を暗に批判(名指しはしてませんが、冒頭から3文の1ぐらいを読めば明らかです)。

南方熊楠―梟のごとく黙坐しおる (ミネルヴァ日本評伝選)

南方熊楠―梟のごとく黙坐しおる (ミネルヴァ日本評伝選)